「やり抜く力」の感想&書評。教育者は必読の一冊

やり抜く力――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

「やり抜く力――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける」を読み終えました。

久しぶりになかなかいい本を読みました。

仰々しいサブタイトルですが、成功(達成)するためには何が重要なのかを教えてくれる良書です。

それでは、ここからは感想や書評を書いていきます。

こんな人に読んでもらいたい

やり抜く力は、ビジネスマンの人にもおすすめですが、教育関係の人には絶対に読んでみてもらいたい。

また、子供の成功を願う親にも絶対に読んでみてもらいたい。

教育の考え方がグルっと変わるほどの学びとインパクトを得られます。

この本を選んだきっかけ

この本は久しぶりに自己啓発本が読みたくなり、Amazonのランキングでチェックしたところ上位に入っていて、「やり抜く力」というタイトルに惹かれてKindleでポチリました。

私は結構飽きっぽいタイプなので、これが改善されればなーなんて軽い気持ちで買いました。

1クリックで買えちゃうのって便利だけど恐ろしいよね。

著者紹介

著者はアンジェラ・ダックワース教授。

達成の心理学の第一人者でマッカーサー賞受賞の経歴アリ。

TEDでも「成功のカギは、やり抜く力」という講演をしています。

内容紹介

本の内容は、達成のための心理学として「やり抜く力(英語でグリット)」の重要性を説き、やり抜く力を伸ばす2つの方法を紹介しています。

理論本というよりは、ダックワース教授が研究の中で発見したことや、成功者へのインタビューエピソードの中から得られた考察が中心に語られています。

読書時間の目安

結構ボリューミーな内容になっていまして、Kindle情報によれば読了にかかる平均時間はなんと5時間42分。

自己啓発とかビジネス系の書籍は大体2〜3時間程度で読める本が多い中、「やり抜く力」はその倍のボリュームがあります。

目次

以下、Amazonより引用

[PART1]「やり抜く力(グリット)」とは何か? なぜそれが重要なのか?

第1章:「やり抜く力」の秘密

なぜ、彼らはそこまでがんばれるのか?

第2章:「才能」では成功できない

「成功する者」と「失敗する者」を分けるもの

第3章:努力と才能の「達成の方程式」

一流の人がしている当たり前のこと

第4章:あなたには「やり抜く力」がどれだけあるか?

「情熱」と「粘り強さ」がわかるテスト

第5章:「やり抜く力」は伸ばせる

自分をつくる「遺伝子と経験のミックス」

[PART2]「やり抜く力」を内側から伸ばす

第6章:「興味」を結びつける

情熱を抱き、没頭する技術

第7章:成功する「練習」の法則

やってもムダな方法、やっただけ成果の出る方法

第8章:「目的」を見出す

鉄人は必ず「他者」を目的にする

第9章:この「希望」が背中を押す

「もう一度立ち上がれる」考え方をつくる

[PART3]「やり抜く力」を外側から伸ばす

第10章:「やり抜く力」を伸ばす効果的な方法

科学では「賢明な子育て」の答えは出ている

第11章:「課外活動」を絶対にすべし

「1年以上継続」と「進歩経験」の衝撃的な効果

第12章:まわりに「やり抜く力」を伸ばしてもらう

人が大きく変わる「もっとも確実な条件」

第13章:最後に

人生のマラソンで真に成功する

PART1では、やり抜く力の重要性の説明。

PART2では、やり抜く力を内側から伸ばすための方法の説明。

PART3では、やり抜く力を外側から伸ばすための方法の説明がされています。

印象に残った点

本を読んで印象に残った点、勉強になったなーと感じた点を8つ紹介します。

1.達成の公式

達成(成功)するために重要なのは才能なのか、それとも努力なのか?

ということが序盤で説かれるのですが、この問いの明確な答えが書かれています。

多くの人は成功者を見て才能にしか目を向けませんが、実際は成功している人ほど努力をしている。

しかし、成功している人と自分を比べた時に、才能に目を向けて神格化してしまえば他人の成功に納得できる。

こうした心理が人にはあるということですが、これにはまさに「なるほど!」の一言でした。

それで、達成の公式についてですが、次の2段階の式で表すことができます。

  1. 才能×努力=スキル
  2. スキル×努力=達成

達成のために努力が2回入っている所に注目ですね。

2.ピラミッド型の目標

「目標を立てろ」というのは、多くの成功哲学本で書かれています。